エンジェル・ウォーズ

エンジェル・ウォーズ

今日の映画レビュー.comでは、『エンジェル・ウォーズ』をご紹介します。
邦題と宣伝内容からして、ただのコスプレ系オタク映画とお考えの方が多いかと思います。監督は「300」のザック・スナイダー、映像美には定評のある監督です。あの映像美とコスチュームをすれば、容易に前述のイメージを描く方が多いように思われますが、冒頭のヒロインが発するアナウンスで、そのイメージは完全に払拭されます。
「誰にでも天使はいる 守護天使が見守っている(中略)
でも敵とは戦ってくれない ただ心の奥からあなたにささやくのだ・・・」
 コスチュームは守護天使の外面でしかなく、内面は相反しフツフツとした敵に対する闘志に煮えたぎっているという、静と動もしくは弱さと強さと言ったものを具現化した格好なのである、ということを気づかせてくれるのです。
ヒロインがたどる過酷な現実を、バトルミッションという仮想現実という姿に変えて描写されていくのですが、それぞれの姿は全て、神頼みなど一切通用しなく自分で道を切り開かなければならない、という現実における緊迫感をも伝えており、一見華やかに見えるシーンの裏側にはそういった悲愴的な筋が一本通っています。同時にそれは、自分の苦悩は誰も何とかしてくれない、最後は自分の力で乗り切るしかないんだぞ、といった力強いメッセージにも感じ取れました。
 そんな深い意味合いを持った作品ではあるのですが、評価がイマイチなのは何とも残念でなりません。是非未見の方はヒロインが苦悩し結末に至るまでを見届けて頂きたい。そしてラスト、ヒロインの決死の選択に胸を熱くして頂きたい。
本日ご紹介させていただいた『エンジェル・ウォーズ』ですが、『何か最近物事がうまくいかない方』『一人で悩みを抱え気味な方』に是非お勧めしたい映画でした。

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