何度も見たくなるジブリ映画「千と千尋の神隠し」

何度も見たくなるジブリ映画「千と千尋の神隠し」

ジブリ作品は名作ぞろいで、皆それぞれのマイベストジブリのような作品を思い浮かべられるのではないかと思います。毎年テレビで再放送されるビッグタイトルはもちろん素晴らしいのですが、ここではぜひ「千と千尋の神隠し」をお奨めしたいと思います。

この映画の主人公、千尋は小学生の女の子。引っ込み思案で甘えん坊なまだまだ子供、といった感じです。その千尋は両親とともに不思議な世界に迷い込み、両親を豚に変えられてしまいます。千尋は両親とともに元の世界に帰るために湯屋で働き、強く成長していきます。

筋書きからは冒険もののような印象を受けますが、この映画で最も印象的なのはその世界観でしょう。八百万の神様の湯治場として描かれる「湯屋」には、さまざまな生き物が働いています。ヒヨコのような形をした神様や大根のお化けのような神様、またドロドロになって現れた川の神様。それぞれあまりしゃべったりすることもなく、宴会をしたり湯につかっていたりするのですが、日本人の宗教観に非常に近いものがあるのではないかと感じました。多神教でどんなものにも神様が宿っており、「一粒のお米には7人の神様が宿っている」という感性にマッチしています。
登場人物のほかには、千尋が乗った海を走る列車に郷愁を誘われます。影のような人々が乗り降りする列車、だんだん日が暮れて薄暗くなった夕闇と電車の走行音。このシーンが象徴しているものについてはよく議論されているようですが、幼少期の原風景のような印象的なシーンを何度も見たくなるのです。

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