今日の映画レビュー.comでは、『アントキノイノチ』をご紹介します。
この映画は さだまさしの原作の小説が映画化されたものです。
さだまさしといえば 優しい音楽や心打つ歌詞で哀愁漂うものがおおいですが、この映画はそういうさだまさしのイメージとは違った作品です。
思い出したくない過去、忘れられない過去をもった2人の若者が遺品整理という仕事を通して、命の大切さ、はかなさ、そして人間通しのコミュニケーションの難しさと尊さを学び、映画を見る私たちにも改めてそれらを教えるものです。
物語の展開が早かったり、急に過去の学生時代に戻ったりして、最初はストーリーをつかむのが大変ですが、中盤からは慣れてきます。
一生懸命生きるというのは本当に不器用なことなんだと教えてくれます。そしてだれもが意図せずに人生に幕を閉じたり、閉ざされたり…。若さゆえのあやまちや危なっかしい生き方…みていてもはらはらどきどき最後まで息がつけません。
そして、物語の最後にこんな展開が待っていたとは…
一生懸命ひたむきに生きる、いや、生きる術を探す若者に心打たれます。
本日ご紹介させていただいた『アントキノイノチ』ですが、『生きてることに真剣な方』『最近もやもやっとしてぱっとしない方』に是非お勧めしたい映画でした。
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